標準点はクリア。でも、EFFYとしてのオリジナリティーが編曲作品より出ていない気がする。

EFFYさんは、
個人的には主題歌などの歌詞付き楽曲で、
結構興味深い作品を提供しているという印象がありました。

その点を考慮してしまうと、
確かにこの「無彩限のファントム・ワールド」という作品に沿ったサントラ楽曲は提供されているのは確実に言い切れるのだが、
作曲者としてのオリジナリティーを感じられにくかったという感じでした。
アルバムCD2枚にきちんとアニメサントラといて欲しい楽曲はつくられているし、
きちんと場面が想起されるものになっていて、
サブタイトル(楽曲名)も後付けなのだが当初からつけられたようにしっくりきます。
必要条件は確かに確保しているし、
いいサントラ楽曲ではあると思いました。

だからといって、
この無際限のファントム・ワールドという映像にはしっくりくるけど、
イマイチ感は否めません。
たぶん、
楽曲名以外の映像には使えないだろうし、
EFFYの楽曲アルバムという感じも、
残念ながらしませんでした。
(かなり個人的な偏った判断なので、
あまり参考にしなくてもいいかと思います)その点で、
十分条件は満たしていない気はしましたが、
そんなことを考えず、
素直に聴けばすんなりと楽しめると思います。
価格相応だと思うし、
直近2016年1月改編のアニメのサントラとしては標準点はクリアしています。
そういう点では、
買いであるサントラと思います。