スピンオフ

本編はスピンオフならではの面白さがあって良い。
スピンオフというものはしばしば原作者以外の人が手掛ける事があり、
なんかイメージが違う、
という事になりがち、
時には原作者自ら手掛けていても「あれ?」な代物が見受けられるがこれはいつもとちがうメタ的非日常を舞台にしたほのぼのショートギャグ漫画の趣で本家とは違った面白さがある。
巻末には後書き漫画もあり、
6巻と7巻のアニメ制作秘話の間の話が合ってこれも面白かった。
これだけなら満足である。

問題に思うのはこの本、
150ページ中、
40ページ弱が他の漫画家によるトリビュート漫画なのである。
何が問題かっていうとこれが載ってるって事が書いてないのである。
全部本編かと思ったよ。
で、
またトリビュート漫画が揃いも揃って面白くないんだ。
自作キャラを絡ませてる作品なんて、
誰だよ！って感じだし。
うまるおじさんの話については、
こういう相対主義は作品の寿命を縮めますよとしか。
トリビュートなんてアンソロ本として読みたい人だけに向けて出せばいいんですよ。