作者自身「1ミリも重いところがない」と語るが、ところがどっこい明るい中に陰がさしまくるいつものモリエ作品(褒め言葉)。

大人の先生が、
コドモ気分が全く抜けない女子生徒に手を出す漫画、
と書いてしまうと身もふたもありません。

「白磁」のようなお色気展開もありつつ、
同時期に連載されていた「カラス」とは異なり「1ミリも重いところがない(柱より)」という方針で書かれたとのこと。
しかしながら、
大人になりたくないといいつつ先生との関係を深めていくナオ、
全く謎だらけの先生など、
陰になる部分が見えまくり、
いつものモリエ作品です。
褒め言葉です。

本巻では先生の謎が全く明かされないままで終わってしまいました。
1巻と書いてありますが、
続きがあるかどうかは本巻の売れ方次第だそうです。
昔の花とゆめコミックスは、
初版では巻数を付与しなかったものですが。
是非続きを読みたいのでよろしくおねがいします。

本作品と「星空のカラス 8 (花とゆめコミックス)」を同時購入すると、
webでおまけ漫画を読める特典があります。
本書の帯にはパスワードが記載されています。
題して「検証、
2人はどこまでXXXXXXX?」、
少しお下品なので伏せ字にしてあります。
短い漫画ですが、
これぞまさに1ミリも重いところがないアホ漫画です。
褒め言葉です。