悲惨なソ連軍兵士たちの物語
「イワン」とは、
ソ連軍兵士を例えたもの。
第二次世界大戦、
独ソ戦で戦った兵士たちの物語。

著者はイギリス人女性で、
当時のソ連軍兵士たちへの聞き取りにより、
彼らがどのように戦ったのか、
体験などがつづられている。

ソ連軍の特徴として、
懲罰部隊や、
NKVD(KGBの前身)、
ポリトルク(政治将校)の兵士たちへの残虐さが際立っている。

独ソ戦は、
ナチスにとって殲滅戦だった。
ソ連邦の市民(ボルシェビキ)を殺戮するのが戦争の目的だったとされる。
ドイツ軍に投降した兵士たちは簡単に射殺されたりした。
ソ連軍にいても兵士たちは悲惨だった。
無駄な突撃を課せられ、
死体が山のようになり放置された。
部隊を離脱する兵士も多かった。
ソ連は市民を含め、
2700万人の死者が出たという。
うち800万人がソ連軍兵士である。
(アメリカ軍・イギリス軍等合わせての戦死者は50万人程度である。
)ソ連軍の夥しい犠牲のうえで、
連合国が勝利したことがうかがえる。


スターリングラード戦以降、
ドイツ軍の進撃が斜陽となり、
いよいよベルリンへ向けて進撃の気運が見られても、
兵士たちの境遇には変わりはない。

ポーランド、
ドイツ・・と進撃するにつれ、
兵士たちが目にしたのは、
母国よりも豊かな西側資本主義の世界だった。

彼らは、
激怒する。
これだけ豊かなのに、
なぜドイツ人は戦争を始めたのだろうか・・・と。

ソ連軍兵士たちの、
ドイツ人女性への暴行、
レイプなど、
占領地市民への「リベラルな行為」が語られている。


ポーランドのドイツ側占領地は複雑である。
ナチスに占領され、
ソ連に占領された。
ワルシャワ蜂起を敢えて助けない残酷さ。

赤軍は解放軍ではなかった。
ベルリン占領、
そして戦争が終了し、
アメリカ軍やイギリス軍などと親交を深めるソ連兵たち。
西側世界は悲惨であると教育を受けていたにも関わらず、
現実を間に当たりにして、
戦勝の祝杯気分から、
母国の現実へと眼を向けるようになってしまう。
帰還の際、
彼らは誓約書を書かされ、
戦争について語る事に制約を受けることになる。

スターリンの失策は伏せられ、
記念式典が白々しく行われる。
イワンの戦争 赤軍兵士の記録1939-45

その他の感想

DELL OPTIPLEX GX520 の BTOモデルに付けました。
レッツ、タイムスリッパ(違)
毎日眺めてます
早急にご発送頂きまして有難うございました
容れ物あったのは嬉しい!
ヘルメットは不要!
生食派の必需品
神託カード(^-^)
amazon限定豪華版を購入。
沖縄満載です。
巨人の坂本選手の大ファンなので!
尾崎紀世彦の歌は最高です
この値段は吊り合わない
炭草花 フォー・シューズグリーン
3年生が魅せる底力
かわいいシャロちゃんのスリーブ
アメリカ独立戦争史
やっぱり割高ですね..
最初だけニオイが気になる
原作無視です。
夫人が購入しました
紀ノ国屋よりずっと安い
やる気がでる本
癌の患者さんにも活用できます。
精密ですね。
いいつけ心地
素朴で懐かしい味のプリンが好きなだけ食べられる
今治タオル
右開き、左開きどちらも可能
ACアダプターと別々で購入。
戻る