悪は悪人が作り出すのではなく、思考停止の凡人が作る
 ハンナ・アーレント(1906-1975)。
ドイツ系ユダヤ人。
アメリカで活躍した政治哲学者。

彼女の著した「全体主義の起源」、
「エルサレムのアイヒマン」を中心に、
仲正昌樹氏が
全体主義を解説する。
いまの世界の動きはナチズムがあらわれたころにとても似通って
いるという。
「全体主義」の定義はむつかしい。
「全体主義的」となるともっと曖昧だ。

だからこの本で全体主義については定義していない。
とりあえず、
ドイツのナチズム、

ロシアのスターリニズムを念頭において議論をすすめている。
戦前の日本は全体主義だと
学校で習った記憶がある。
いまの北朝鮮は全体主義か、
中国や米トランプ政権は
全体主義的かなどと考えていくととりとめがつかなくなる。


 ナチスドイツは次の三つの法律を制定している。


  動物保護法   1933年
  森林荒廃防止法 1934年
  帝国自然保護法 1935年

ドイツのナチス政権の中では動物を愛護し、
自然を保護する優しい気持ちと、
多くの
ユダヤ人を虐殺するという恐ろしい行為がなんら矛盾することなく両立した。
何故か? 
この本では、
その秘密を、
ナポレオン戦争 → 国民国家 → 帝国主義 → 民族的
ナショナリズムと歴史をひもときながら教えてくれる。


 アイヒマンはユダヤ人虐殺の実務的責任者である。
アルゼンチンへ逃亡していたが、

モサド(イスラエルの諜報機関)が拘束、
裁判にかけられた。
(1961年)
ハンナ・アーレントはザ・ニューヨーカーの特派員として裁判を傍聴。

極悪人だと思っていたアイヒマンの「ごくありふれた、
凡庸な」様子に衝撃を受ける。

家庭にあってはよき父親であり、
組織にあっては粛々と仕事をこなす完璧な能吏であり、

上司の命令に従順に従うことに悦びを見出し、
こつこつと昇進をめざし、
最高指導者の
思想をこころから崇敬し、
法の遵守に例外を認めず自分の義務を果たす男。


 このような人間をつくりだすのが全体主義だとアーレントは書いている。
ハンナ・アーレント『全体主義の起原』 2017年9月 (100分 de 名著)

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