元気がない時に観ても元気がある時に観ても後悔しない傑作

映画っていうのは観るときの自分の精神状態によって結構感想が左右されるものだと思うのですが、
この映画だけはどんな時に観ても楽しめる素敵な映画だと思います。
ストーリーは単純明快なんだけれど、
クラブの抱える問題の解決策はピリッとスパイスが効いていて、
中々味わい深い。
そして何よりショーのシーンが最高に胸躍るんです！シェールとアギレラの異星人のような（ニッキ役のベルがアギレラを「異星人の肺を持つ女」と実際言ってます。
）歌唱には、
鳥肌が立ちます。
ショーガール達もみんなかわいくてかっこよくて、
衣装も見応えあります。
特にライバル役のニッキ、
キュートなジョージア、
パワフルなココの存在感が凄いです。
女性でこの映画を嫌いって人は多分ほとんどいないんじゃないかと思います。
観終ったら、
LAに行けばこんなショーが本当に観られるのか調べた人きっと多いと思う。
しばらくバーレスクのことが頭から離れませんよ。


演出やカメラワークも凄く良いと思う。
ショーの合間にストーリーが差し挟まれたりしてるのですが、
テンポが良くて端的で、
冗長なところが無いから飽きさせません。
映画館で観た時は、
本当に自分がバーレスクでショーを観ているかのような迫力がありました。


アギレラの相手役のキャムは笑顔がとろけるような美形だし、
シェールと生涯の相棒役のスタンリーとバーレスクのホールを束ねながら自らも舞台でコミカルなショーを見せるアランが映画全体を脇からどっしり支えていて、
男性陣も見どころいっぱいです。


DVDの仕様で言うと、
この値段で特典映像でショーの部分だけ見られるのはうれしい。
一度観るときっと何度も何度も観たくなるので、
レンタルより購入が絶対お得だと思います。
一つ残念なのはシェールのウェルカム・トゥ・バーレスクが入っていないとこくらい（なぜ？残念すぎる！）

ダンス、
ミュージカル映画が好きで色々観ましたが、
私はバーレスクが一番好きですね。
精神的に余裕がある時なら、
ダーティー版バーレスクのようなショーガール、
何度見ても泣いてしまうリトルダンサーも好きです。