なぜか独特の厳しさと、濃い寂寥感と、深い感動に満たされてしまう
マイクル・コナリーの<ハリー・ボッシュ・サーガ>シリーズ第3弾。


’95年、
「このミステリーがすごい!」海外編第4位にランクインしている。


本書あたりから、
このシリーズは“90年代を代表するハードボイルド”といわれるようになってくる。


ストーリーは、
1作目2作目でも語られていた、
ボッシュがハリウッド署に左遷されるきっかけとなった、
4年前のドールメイカー事件の容疑者射殺シーンから始まる。


ボッシュは今、
容疑者の未亡人から「夫は無実であった」との訴訟を起こされている。


おりしも、
ドールメイカー事件に酷似した殺人事件が発見される。
容疑者は無実だったのか・・・。
それとも、
模倣犯の仕業か・・・。
この件も含めて、
原告側の辣腕女性弁護士チャンドラーとボッシュの激しい法廷闘争が繰り広げられる。
そして法廷場面と併行してボッシュたちの現在の事件の捜査活動が描かれる。


ちょうど文庫上巻のラスト近くで大きな転回が見られ、
ボッシュたちが追う現在の事件も二転三転して、
衝撃の真犯人・真相へと、
一気呵成に物語は進んでゆく。


本書はリーガルサスペンスの要素に加えて、
現在進行形の事件を追う、
緊迫感にあふれた警察小説でもある。
さらに両方に、
ボッシュの恋人や、
自身の過去のまつわる孤独の影が色濃く関係してくるのだ。


魅力的な謎があり、
困難な事件を捜査し、
活劇があって、
どんでん返しの末、
主人公が勝利する、
というだけに終わらない感動がこのシリーズにはある。


読者は、
孤高の人ハリー・ボッシュの姿を見て、
独特の厳しさと、
濃い寂寥感と、
深い感動に満たされてしまうのである。
「あなたはとても大変な戦いを送っているわ、
ハリー。
つまり、
あなたの人生というものは苦闘の連続なのよ。
ひとりの警官として。
ブラック・ハート〈下〉 (扶桑社ミステリー)

その他の感想

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面白いんだが
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