満蒙開拓団の理論的支柱の人物たちの考えとその顛末を知る
戦前の国策であった満蒙開拓団の発案、
経過、
そしてソ連参戦による悲劇という全容を知るうえで必要な出版だと評価しています。


北満の地で集団自決した事実から、
満洲開拓政策が成功だったとことを証明するものではない、
というはじめにで書かれたスタンスが本書を貫いています。
特に悲劇的な結末を迎えた国策の発案者の責任を戦後問うことなく、
それぞれが生き延びた事実を知りました。


加藤完治、
永田稠(45pに写真あり)、
那須皓、
東宮鉄男などがそれらの満蒙開拓の理念を説いた人物たちですが、
不思議なことにそれぞれ戦争責任を最終的に問われなかった事実に驚かされます。
満蒙開拓団の人々のソ連抑留、
集団自決、
残留孤児といったその後を知る我々は、
国策の名の責任者不在の実態を知る必要があります。
おわりに、
そしてあとがきで筆者が「有識者」の政治責任を問うていました。
結果責任でもあるわけです。


岩波書店発行の岩波現代全書ですので、
歴史の啓蒙書というより専門的な叙述でした。
この分野について一定の理解が事前にあったほうがよいのですが、
各章の始めに1ページ程度で概略が記してありました。
それをまず頭に収めて本文をじっくりと読むことをお勧めします。


第1章「満洲移民計画の浮上」では、
「加藤完治の登場」で移民計画の理論が示されます。
晩年近くの加藤完治の写真は知っていますが、
12ページには壮年の加藤が掲載されています。
「関東軍の移民計画」では、
石原莞爾らの「満蒙領有論」から「満蒙独立論」へ転換したことと移民計画の実行の関連性が書かれていました。
これがそもそもの発端ですので。


実証的な叙述が続きます。
当方は歴史好きですし、
一定の満洲の理解もしていますが、
このあたりの展開はある程度の歴史史実の知識が必要だと思いました。
一般読者が読み通すのには知識の蓄積があった方が良いのは当然です。
満蒙開拓団――虚妄の「日満一体」 (岩波現代全書)

その他の感想

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