陸軍の統制派（ソ連）と皇道派（中国）の争い

国際共産主義（コミンテルン）が日本共産党を作りレーニンはそこから巨額の資金を陸軍の統制派、
永田鉄山に流す。
　中国と提携してソ連と対峙すべきとする皇道派はソ連と提携して中国と対峙すべきとする統制派と激しく争う。
　２・２６事件で皇道派は敗れて統制派が主権を握る。
　1941年11月の「対米英蘭蒋戦争終末促進の腹案」でソ連を枢軸国に引き入れて独伊ソと協調して英米資本主義国を打倒すると宣言している。
　ソ連のアジア、
アフリカを英国植民地から解放して共産主義国家にすることは日本のアジア解放と米国のアジアへの権利拡大と一致していたという。
　陸軍の統制派は日本をソ連型の社会主義国家にすることを目指していたという。
　そのためには天皇制を廃止しなければならない。
　北一輝も永田鉄山も本音を隠して行動していたという。
　皇道派から見ればソ連から資金を受け取り国内でクーデターや騒乱を計画する永田は売国奴である。
　彼は惨殺されて当然であった。
　日ソ不可侵条約もソ連側から提案されていたがこれはインドのソ連化につながり日本政府は断っている。
　日本には中国ともソ連とも全面戦争をする国力はなかった。
　ましてや米国と戦争を起こす国力はなかった。
　その日本に中国と米国との2正面作戦を余儀なくさせたのはコミンテルンである。
　日米政府内に忍び込んだソ連のスパイが日米衝突を仕組んだという。
　日中、
日米を衝突させ敗戦後この3国を同時に共産主義国家にするという敗戦革命である。
　日本の共産主義化はウイロビーによって阻止された。
　米国の共産主義化はマッカーシーによって阻止された。
　このマッカシーからウイロビーはGHQ内の共産主義者のリストを得ていた。
　コミンテルンが第2次世界大戦を仕組んだのである。