ベーシックインカムという方法

読み終えて暗澹となる。
或る程度は予想していたが、
ここまで明確に書かれると労働意欲も失せる。
我々はともかく若い世代を諦念させるような気がする。
残念だが日本はこのままでは確実に衰退する。
これは避けられない。
そこで筆者は日本を救う１０の処方箋を挙げているが果たしてどうか。
机上の空論に終わってほしくない。

但し筆者は移民を受け入れない立場であり、
これは私も賛同する。
やはり過疎化した地域に特定移民が押し寄せると結果的に乗っ取られるという懸念が払拭できない。
そうでなくとも我々は既に在日という移民を受け入れている。
彼らは左翼と手を結び事実上日本を支配しようとしている。
従って韓国と中国は移民から除外するのを条件とし安易な受け入れには反対である。

そこでこれに代わる方策として個人的にはベーシックインカムを推奨したい。
これは国が最低限の所得保障として毎月一定額を全国民に支給する。
要はそれまでの年金や生活保護など全て廃止し、
代わりに皆平等に一律の生活資金を与えるというもの。
既存の社会保障制度を全てベーシックインカムに一本化する事で制度や仕組みが簡素化され役所や公務員が大幅に削減でき、
給与や必要経費も大幅にカットできる。
それらの浮いた出費を財源に活用できる。
これに従前の社会保障制度の財源を併せれば月８万の最低保障が得られるのではないか（少し甘いか）
それでも足らなければ自助努力で稼げば良い。
この制度が浸透すれば富裕層という概念が希薄になり、
皆平等意識が芽生えて却って労働意欲が湧いてくるのではないか。
そしてこの制度は少子化対策にも極めて有効だという事。
全ての国民に平等に支給されるという事は生まれた赤ちゃんにも受給権利が発生する。
これが養育費用となって子育ての負担が軽減される。


【雑感】
消費税増税に抵抗ある人でも、
このベーシックインカムに一本化した増税なら納得できるのではないか。
名称もベーシックインカム税で良い。
これで得た財源を第２子や第３子に上乗せできるようになれば、
子供が増えるほど生活が豊かになるという逆転現象が起こり、
出生率も上がっていくのではないかという期待感も込めて素人的にはかなり楽観的に見ているのだがどうだろう。