人生は美しい。それは終わりがあるから…

表紙の、
生きる喜びにあふれた笑顔と
「これで７９歳ならいいほうだと思わない？」
というキャッチにびっくり。

５０代にしかみえない。


モノトーンの
ボーダーのTシャツ（弓さんによれば、
最強の若見せアイテム）も
片肘ポーズも決まって、
ほれぼれするほどかっこいい。


自分の自由も、
相手の自由も尊重し、

人に頼らず、
甘えない
フランス人の生き方。


８０歳まで現役で活躍した
ソニア・リキエルから聞いた
「女は一歩外に出たら、
いつ
『生涯の男』に出会ってもいいように、

一日たりとも無駄にしてはだめ」という言葉。


「あまのじゃくな古武士のような」
フランス人の夫・クロードと
７年間の別居ブランクをはさんで
関係を修復し、
４８年続いている結婚生活のこと。


「ときめくものだけシンプルに。

ひとつ買ったら、
ひとつ捨てる」という
暮らしの基本。


６７歳の現役バレリーナの友からいつも
「ユミ、
おへその中心から頭のてっぺんに向かって
キューンとワイヤーをひっぱる感じで伸ばして」と
注意されて、
姿勢にとても気をつけて、

毎朝ベッドの上でストレッチしていること。


老いの出やすい髪の毛と手の手入れのこと。


１００円ショップの
２センチのインナーソールで
脚長効果がバツグン、
という打ち明け話。


そして、
死に対する自分の考えを
表明しておくことがまわりへの礼儀、
と考えて
日本とフランス、
両方の尊厳死協会に加入したこと…。


「人生は美しい。
それは終わりがあるから…」という
ジョージ・ブラッサンスの言葉で
しめくくられて、

すみずみまでさわやかなライフスタイルブック。