終わってなんかいない

購入してから時間の許す限り、
このアルバムを聴き込みました。
その上で、
レビューを載せたいと思います。

（＊一部、
加筆をしました）

まずは大雑把な感想ですが、
個人的には大満足でした。
ＣＤはもちろん、
付属のブックレットやＤＶＤ、
日誌についても。

日誌はなかなかのボリュームで、
６０ページくらいあります。


収録曲よりも先に日誌の方について触れますと、
タイトル通り、
本ＣＤの制作エピソードと、
麻枝さんの入院についてのことが記されています。

特に後者は、
ファンにとっては非常に重い、
ショッキングな内容となっていました。


手術によって助かる可能性が２割しかないというくらい危険な状態だったというのにも驚きですが、
その後のリハビリ等の話は、
自分のようなファンにとってはさらに胸の痛くなるものでした。

自分の力で歩くことはおろか、
排泄すらコントロールできない、
そしてしばらくして自力で歩けるようになっても体力はまだまだ戻らず、
食事面の節制も続けなくてはいけない（医師からは、
お酒は二度と飲んではいけないと告げられたそうです）……
ＣＣＵから一般病棟に移った時は、
携帯ゲーム機のＤＳすら重くて持てなかったのだとか……。


一方の、
ＣＤの制作エピソードに関しては、
とても興味深い内容のものが多く、
様々な試行錯誤を繰り返して作られたのだなぁということが伝わってきます。

麻枝さんや他の関係者の方々が、
どの曲をどのように感じているか（あるいは感じていたか）もわかり、
それを読みながら該当する曲に耳を傾けるというのも、
また一風違った味わいがあっていいと思います。

このＣＤもなかなかの難産だったようですが、
初代『Love Song』も、
製作には２年以上かかっていたんですね……！
制作エピソード群には、
歌い手の熊木杏里さんや、
麻枝さんに馴染みのある方々も登場し、
ほろりと来るような話もありますので、
ファンの人たちには是非、
日誌のついたこちらの初回生産限定盤の方をオススメします！