日本の病根がよく
青山繁晴氏は自分の書を改めて読むことをしないという。
その青山氏が、
2004年に出した書を新書で再生する提案を持ちかけられ、
「新書だからページ数を削り込んで」ということで読み返してみたところ、
「切りようがない。
削れない」と思って、
諦めようとしたら、
編集者から「それじゃ、
ぶっとい新書を出しましょう」ということでできたのが、
この書である。
一般的な書の二倍の分量の書が1000円未満という商売気なしの超お得な書である。


12年も前の2004年だから、
小泉首相とブッシュ大統領の時代である。
この間にアメリカは、
フセイン政権に抑え込まれていたイスラム原理主義の跳梁を招いてテロリストとの非正規戦には勝てない軍の実態を晒した。
アメリカはドルの強さも産業の活力も「世界のどこでも誰にも勝てるアメリカ軍」によって支えられており、
勝てないアメリカは下り坂を転がり落ちることになる。
「もう戦争をしない」というオバマ氏が大統領になり、
軍が使えないのなら情けないほど優柔不断にならざるを得ないアメリカを世界に見られてしまった。

そのアメリカに、
日本は安全保障と防衛を任せてきた。
日本国民は同胞が隣国に拉致されても長らく信用しなかったし、
テロも少し前まで他人事だった。
平和ボケという言葉があるが、
「実は日本国民は平和だから呆けたのじゃない。
他人任せにしたから、
呆けたのだ」と青山氏は言う。

スウェーデンは18世紀初めの北方戦争以来、
一度も戦争していない。
しかし、
スウェーデン軍はしっかりとガチガチに防衛している。
スイスも基本的に国民皆兵で毅然と自らを守っている。
「平和とは積極的に前に出て、
自らを犠牲にしてでも戦いとるものです。
スウェーデンにしろスイスにしろ、
そういう思想であるからこそ、
いくら平和が長く続いても呆けたりしないのです」と青山氏は述べている。

自分自身や大切な人を護ることをアメリカ任せにしてきたことが、
これまでの日本の病根だった。

「日本には、
すべての先進国にある国家警察がない」とか、
「自衛隊には軍法会議がないから、
軍隊ではない」など、
一般の日本人が知らないことをこの書はわかりやすく説明している。
また、
安全保障の問題が、
単に軍事や防衛だけでなく、
わたしたち日本人の生き方の根っこに繋がっているということも気づかせてくれる。
壊れた地球儀の直し方 (扶桑社新書)

その他の感想

これならば安心
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やりやすいです。
バックルの取り付けが間違ってた
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資産と負債を世界一かんたんに見分ける方法
掘るなら欲しい一本。
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