10年後バージョンも読んでみたい

上手くいっている会社の起業ストーリー本というものはいつ読んでも痛快で
かつノンフィクションなので勉強にもなります。

これもご多分に漏れず350頁を一気に読めました。

主に興味深かった点は下記の通り（ちょっとネタバレ注意）：

・友達3人で始めるという絶対にトラブるパターンなのに、
今日に至るまでそれでも上手く行っている理由。

・ビジネスモデルについては当初から結構ピボットしているという点。

・似たようなビジネスモデルは幾つか既にあったものの、
なぜこれだけ飛びぬけて上手く行ったかという点。

・ヨーロッパには「米国で上手く行きそうなビジネスをパクって育てて売る」という大資本の事業体が存在していると言う事。

・当初投資を依頼された数多くの有名投資家が断っており、
それを公式に後悔している人も沢山いると言う事。


個人的には自分も訊かれても投資はしなかっただろうし（そんなチャンスは当然来ませんでしたが）
さらに言うと結果論としても今の価値も高すぎると思っています。

ただ、
まだメニューの追加やピボットも前提とされている中で
CEOはとにかく先輩のアドバイスを引出し、
それを真摯に聞くことが今まで読んだどの起業家より
得意な様なので、
想像もつかないピボットやメニュー追加を成し遂げるかも知れません。


インタビューを受けたCEO自身も言っている通り、
この会社はまだまだ途中なので
良くも悪くもまた5年後や10年後バージョンも読んでみたいと思わせられる本でした。