「金融危機」の本質に迫る
本書から得るものは多々あるが、
共通して云えることは、
これまで当たり前のこととして疑いを持っていなかったことでも、
改めて冷静な眼を向ける必要がある、
ということである。


約10年前の金融危機(リーマンショック)で云われた、
“too big to fail”は大き過ぎて潰せないのではなく、
複雑過ぎたから潰せなかったということ。
優れたイノベーションとは人々の暮らしを一変させるものであるが、
金融業界のイノベーションはそれと同質のものではないということ。
ROEの向上を追求するあまり、
ドイツ銀行の自己資本比率は2%未満にまで低下していたこと。
住宅金融危機の根本原因は、
貸し手と借り手の結びつきが弱まったことであり、
仲介の連鎖が伸び、
セカンダリーの市場が拡大したことで、
住宅ローンの精査・管理が雑になったこと。
大企業に資金需要はなく、
銀行の収益源が株式やトレーディングという本来の銀行の役割期待から離れた業務になっており、
手数料ビジネスのインセンティブが金融機関の仕事を歪めていること。


筆者は金融システムの主要な機能として、
サーチとスチュワードシップを挙げる。
サーチとは新規の投資機会の探査であり、
スチュワードシップとは、
既存の事業資産を長期的に守り、
育てることを指す。

また、
金融は本来4つの機能(決済システム、
借り手と貸し手の引き合わせ、
家計の管理、
リスク制御)を通じて社会と経済に貢献するものと考えられて来たが、
そもそも現在の大手金融機関はこれらを自らのミッションと捉えているのか、
或いはこれらの役割を果たす為に、
現在のような「構え」が必要なのか、
ということは甚だ疑問である。


原題の「Other People’s Money」に対して、
本書の終章「金融の未来はどこに」というのが邦題の礎になっているものと思われるが、
まさに「金融に未来はあるか」が問われる時代であると感じる。
金融に未来はあるか――ウォール街、シティが認めたくなかった意外な真実

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