即座には信じがたい話だが…。
信じがたい惨状を見聞することは予想しての視聴だったはずなのに、

シン・ドンヒョク氏の回想に、
平時を生きる人間の想像力が追いつくはずもなく、

冒頭40分まではこれがノンフィクションであることをどうしても信じることができなかった。


氏の両親は、
政治犯として北朝鮮の政治犯強制収容所に収容され、
“表彰結婚”の後、
氏を生む。

氏は、
そのまま政治犯として「14号管理所」で強制労働などに従事し、
脱走するまで外の世界を知らずに育つ。

このくだりだけでも、
荒唐無稽と片付けられそうな話であるが、

冒頭40分からは、
氏が自ら家族を密告し、
公開処刑に至らしめる段の語りが始まる。


この辺りからフィクションとして捉える方にリアリティーを感じなくなり、

追い打ちをかけるように韓国に亡命した元収容所長、
秘密警察職員の語りが、
氏の回想を裏付けてゆく。

この作品をものしたのは、
ドイツ生まれの気鋭のドキュメンタリー作家、
マルク・ヴィーゼ監督。

アウシュビッツという負の歴史を背負うドイツ人だからこそ、
正面から取り上げることができたかもしれない。


いまだ20万人の同胞が、
強制収容所の軛にかけられ、
その解放に向けて氏は東奔西走する。

世界は恐ろしい理不尽に充ち満ちていることを改めて痛感するとともに、

自分自身がいかにすれば傍観の咎を免れるか真剣に考えざるを得なくなる。


何とか地獄から生還した氏ではあるが、
外の世界は必ずしも安住の地ではなく、

むしろ地続きの地獄とすら言える場所に映る。

氏の経歴がとりわけ異色なのは、
一般社会から収容所に移されたのではなく、

収容所で生活した後に一般社会に脱出したところだろう。


「でも、
私にとっては、
お金がすべての韓国での生活がむしろつらく感じます。

「一生収容所の中で暮らすとしても、
自殺する人はいません。

「(収容所生活の中で)懐かしいと思うのは、
純粋だった(自分の)心」

との独白は、
我々が自由社会と思っている現実も又、
隷属性が希釈化された、
不条理な社会であることを示唆しているように思える。
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