敗因はいろいろあるが、一番は・・・

せっかく菅田さんがコウを演じるという夢のキャスティングが実現したというのに・・・この脚本にOKを出したスタッフ全員に責任があると思います。
原作ファンも、
原作を読んでいない方もきっと「？？？」です。
この映画が駄作となった一番の敗因は、
冒頭の神さんの海での出会いをしっかり描かなかった事。
あそこで観客がコウの魅力に触れ、
心奪われて、
夏芽と一緒にコウの虜にならなければこのストーリーは成り立ちません。
どうして分からないんだろう。
なにサラッと流してるんですか。
尺が足りなかったなんて言い訳はナシで。
カットしていいシーンは他にたくさんありました。

夏芽がどうしてコウに夢中になったのか、
その意味が分からないままコウの冷たさ・つかみどころのなさをアピールされてもポカンですよね。
役と役者が最高の組み合わせなのに、
ここまで菅田さんの魅力を生かし切れていないなんて・・・心の底からがっかりしました。

それと素人役者を二人使ってましたけど、
あのキャスティングは面白いと思ってやったんですかね。
ただの内輪ウケですよね。
彼らが棒読みで喋るたびに我に返ってしまい、
集中が途切れまくりでした。
いいかげんにしてほしいです。