素敵なドラマです。

石田ゆり子の魅力が一番でたドラマでしょうか。

悪女ではないけれど　結婚して　ありきたりになった日常に飽きて　迷って悩みつつも、
つい不倫にはしらざるをえない心理を　見事に　表現していて適役です。

嫌がられるしゅうとめ役の岸田今日子さんも　いかにもありそうで、
役にぴったり
平凡でマザコンの夫　渡辺いっけいさんも　ぴったり
音楽評論家の岡本健一さんも　ぴったり
誘惑する内藤剛志さんも　ぴったり

役に　みんな合っているけれど　なんといっても一番は　会長役の藤村俊二さん。

品がよいなか、
ちょっととぼけつつも　実は、
石田ゆり子と岡本健一との関係に　気付いていて　時に比喩的な言葉で　秘書役の石田ゆり子　を困らせる　あたり絶妙

音楽が　また　実に合っていて　雰囲気をだしている。

本多俊之さんの甘くうったえるようなサックスの調べ、
時にちょっとスパイスのきいた曲調・・サウンドトラックＣＤもでているが　これは独立したアルバムとして聴いても　本多さんの秀作　だと思います。


最近、
このドラマは　約２０年ぶりにリメイクされたが　残念ながら　本作のおもかげは　全くなかった。


このドラマの発表時には　石田ゆり子が　どこまで脱ぐか　が注目されたものだったが　そういうことに関係なく　見るものを酔わせてくれます。
（きわどいシーンはあっても　結局　脱がなかったのは　石田ゆり子にとって　正解でしょう）　　　　　　　　
石田ゆり子ファンからでも　そう思わせてくれる　素敵なドラマです。