手放しで楽しませてもらえる、すさまじく秀逸なディテールとプロット！【ネタバレなしです】

観ていなかったディズニー作品の回収中です。

僕はディズニー作品はいつもは奥さんと観るのですが、
奥さんは爬虫類やモンスターがダメな人なので、

大変にもったいない話なのですがモンスターズインクが観れないんです。
なので今回も僕一人で鑑賞しました。


映画って、
大体はいくつかのパターンに分かれると思うんですよ。

①つかみはいいけど中盤以降がダメ。

②つかみも中盤もいいけどラストがイマイチ。

③全部ダメ。

④最初から全部最高にイイ！オールクリア！
…てカンジで(笑)。


中盤がグダグダだけどラストはまあいいかな…なんてものもありますが、

まあ、
つかみや中盤がダメなものの多くは大抵③になりますので、
追究しなくてもいいんじゃないかと思います(笑)。


さて、
そこでこのモンスターズ・ユニバーシティですが。

もう見事なまでの④です！最高です！
どのくらい最高なのかというと、
敬意を評して【⑤】を付け加えたいくらい！

⑤想定外！規格外！予想をはるかに上回る面白さ！

正直、
オープニングのマイクの描写などはあまりにもお手本すぎて、

「つかみはいいんだけどなあ、
面白い作品て、
大体こんなカンジだしなあ」と、

安定のド定番展開にラストまで見えてしまったような気がして倦怠感に襲われたのですが、

主人公たちの境遇や配置がそろそろ固まってくるころになると、

「その無理難題を一体これからどうやって解決してくつもりなんだよ！？」と、

昂ぶる好奇心が抑えられなくなって、
物語にのめり込まされてしまいました。


物語の展開も、
要所要所で気持ちいいまでに定番を裏切ってくるので、
最後まで先が読めませんでした。

「え！？ここでその展開！？尺ないけどダイジョーブ！？」と余計な心配が頭をよぎったのですが、
見事にまとめてきます。


とにかく舞台からキャラからディティールの掘り下げがすさまじく秀逸ですね。

分かりやすくて薄っぺらいステレオタイプのキャラクターなど誰一人としておらず、