レーベルの懐の深さを表す作品!

どうやら色んなレーベルから多名義でリリースしているtakuyaというクリエイターによる’04の作品。
ゲーム脳(ゲームのヤリスギにより現実とバーチャルの境が分からなくなってしまうビョーキ)になってしまった程、
TVゲームに思い入れがあるようだが、
音の方はまんまゲーム音楽といった感じではない。
キャッチには「ダンスミュージックの枯れ野を二本足で駆け抜ける…」とあるが、
むしろ砂漠化を押し進めてしまうのでは?と心配してしまう’踊れないダンスミュージック’の数々。
しかし何と言うか、
、
ココロ踊らせると云うか、
そこはかとなく感動すら感じる瞬間がある。
始めの何曲かはハイテンションで駆け抜ける(いささかシラジラシぃメロディを伴い)、
本気かナメとんのか判別不能な楽曲に氏の冷血っぷりを感じつつも、
小気味いいB.E.A.T.コンベアーに乗せられてまんまと聴き進むうち、
’ペラッペラ’と感じていたメロがJoJoに効いてきて、
エンディングを向かえる頃には何故か’ジィ〜ン’と来ているからコレぁ不思議??。
「イラッ」と来た後「ウルッ」と来てしまう、
とってもストレンジでステキなブツですよ!。
が、
フツーのダンス物と思って手を出すと痛い目に遭う危険値としての、
星1つマイナス。
。
ライナーには、
80’sをサバイヴしてきたハードゲィマーには思わず笑える、
エリマキ杯ゲーム各賞ノミネートやウルテク、
ポエムなども嬉しい。
しかも安い、
持ってて損はなし。