大阪編を中心に3DCG化

結構、
本作はアニメ、
実写化などそれぞれに原作漫画が終わる前に映像化されていたので独自の解釈で物語の区切りをつける事が多かったですね。

しかし、
この3DCGでは大阪編に集中して映像化されています。
なので玄野の活躍はないですが加藤が主人公といった構成です。

原作を読んでないと設定が分かりずらい部分はやむを得ないですが、
アレンジは多少つつ原作通りの前の物語にも繋がりがあるように作られてるシーンもあって良かったです。


3DCGのクオリティについては人物は原作の雰囲気をリアル寄りにした感じで上手く表現されています。
女性キャラも杏はキュートにレイカは綺麗と思えるような見た目を感じられました。
ただ、
スーツのわりには胸は揺れ過ぎ感はありましたが。

大阪チームの方はかなり個性的な味も出ています。

メカ類も原作では良く分からなかった所を見事に表現されてますね。
ちなみにバイクは原作者の奥氏による新しいデザインとの事。

妖怪のおどろおどろしい見た目もフルCGだからこそ違和感が無い見た目でストーリー展開の方に集中して観られました。

大阪の街並みも心斎橋や道頓堀川の辺りを良く観察してCG化されてます。
ただ、
あの橋には車は停まって無い事と、
橋が少しアーチがかってれば完璧でした♪おっと住んでる地域がばれてしまいそう。
そんな事は特に作品クオリティに問題は無い点なのでご安心下さい。


夜のシーンが大半を締めているのでCGとしても表現がしやすかったとも思いますが、
それでも日本のリアル目な3DG映画としては素晴らしい出来映えと感じます。

加藤を含めキャラクターの目のツヤ感というか潤みといったらいいのか表現が難しいですが目に生命力を感じるような映像の表現が出来てると思いました。


原作としては一部を切り取ったような映像化でしたが横張り過ぎずに、
丁度良い所での一区切りです。
なので、
良かったと思える部分が最後のシーンで一つの映画としても気分の良い観終わり感でした。