カント哲学の全体像を捉える最適な入門書
本著は、
カントの入門書である。


これまでに私は幾冊となくカントの入門書を読んできたが、
本著は圧倒的に優れた著作である。


一般に哲学者の原典は難解であり、
カントの著作もその例に漏れない。

私も学生時代に『純粋理性批判』、
『実践理性批判』、
『道徳形而上学原論』、
『永遠平和のために』等々、
岩波文庫で出版されているものをだいたい読んでみたものであるが(『判断力批判』は未読)、
線を引き、
行間にメモを入れ、
ノートをとりながら時間をかけて読み進めても、
その理解には相当な能力が要求される。


また、
巷に溢れるカントの入門書の類は、
大抵『純粋理性批判』に的を絞ったものであり、
カント哲学の大要を掴むには役不足な感が否めないというのが本音である。


その点、
本著はカントの人生、
カントの人物像、
カント哲学の体系性、
カントの著作の主要ポイントを網羅的にかつコンパクトに纏め上げた、
一般読者に向けられた坂部先生の力作と言えるのではないだろうか。

特に、
カントの著作ばかりではなく、
カントによる大学での講義科目に注目する、
カントと実際に親交のあった伝記者の証言に注目するなど、
著作のみからでは決して掴み得ないカント像に迫っている点は貴重である。


カントにおいては、
一般に最重要とされる「理性批判」はその哲学体系の基底部でしかなく、
その上に人間学、
道徳哲学、
自然哲学、
宗教哲学など幅広い考察が繰り広げられるのである。


入門書とはいえ、
それなりに分量もあり内容も重厚ではある。

しかしそれはやはりカント哲学の深厚が故のことであろう。

妥協しない入門書である。
カント (講談社学術文庫)

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