君は自分で思っているより強い存在なんだ

ゾンビ大統領軍団を抹殺するためにデッドプールを雇った
責任者、
S.H.I.E.L.D.エージェントのゴーマンは、
彼の報酬を
横領するのみならずその資金をテロ組織に横流ししていた！
ゴーマンの足取りを必死に追うデッドプールと、
彼の首に
賞金を懸けるゴーマン、
果たして最後に笑うのはどちらだ？

Vol.1で骨折り損の仕事を負わされた挙句、
プレストンという
新たな”同居人”を精神世界に住ませるハメになったプーさんが、

悪魔退治や某北の国への訪問といった紆余曲折を経て、
ついに
憎っくきあん畜生・ゴーマンを追い詰める時がやってきた！

そんなシリーズ一つの節目である今回は注目すべき点も当然
数多いのですが、
シールド捜査官を巡る話ということもあって、

MCUではお馴染みの”あの男”が満を持してアメコミにも登場！
クールにデッドプールたちを影からサポートする姿は必見です！

当のデッドプール自身は、
元恋人とその娘の喪失感から半ば
自暴自棄に陥っており、
その怒りの矛先をゴーマンへぶつける
ようにして供給過剰なバイオレンスアクションを炸裂させます。

逆にそんな姿が痛々しくて、
普段は敬遠しがちな周囲もついつい
お世話を焼きたくなってしまうという俺ちゃんの愛されっぷりと
同時に、
彼もまた実は家族愛に餓えており、
時には執着すら
見せるが、
触れる物全てを台無しにしてしまう自覚もしている
というハリネズミのジレンマを抱えた寂しん坊っぷりも描写
されており、
デッドプールという男の悲哀と孤独をより深く踏み
込んで知ることで、
更なる愛着を抱ける作りになっています。


そして忘れちゃいけないのが傭兵・クロスボーンズとの死闘！
ライバルであるキャプテン・アメリカとは何度となく互角の
戦いを繰り広げてきた凄腕の彼が時には金のため、
時には
己のプライドのため、
同じ暗殺者であるデッドプールと
相通ずる意思を互いに感じつつ激しく刃を交えながらも、