穿いてるけど穿いてない

評価のブレ幅が非常に大きいフィギュアだと思う。

激しい個体差、
デコマスと違う髪の造形、
塗装etc。

このフィギュアに何を求めていたかによって評者の評価もバラバラなので、
まずは自分がどこに惹かれてこのフィギュアに興味を持ったのかを考えてみよう。


私の購入理由はただ一つ。
お尻だ。

このキャラクターがここまで「お尻丸出し」でリリースされるのは、
後にも先にもこれだけかもしれない。

そう思ったら買うしかなかった。
買ったら見るしかなかった。


風になびくスカートから垣間見えるお尻は、
どう見ても穿いてない。

いや実際は穿いてるんだけど、
そう錯覚させる様に計算された造形をしている。

みなさんもこのフィギュアを後ろ向きに立たせて、
色々と角度を変えてみるといい。

「何やってんだ俺」と思いつつも、
Ｔバックが視界から完全に消えるポイントを見付けた時、

あなたは自分に対する呆れの感情以上の、
妙な背徳感を味わえるだろう。

これが一般向けの商品として販売されているのだ。
日本は向こう10年は平和でいられる。


胴体は下半身と接着されてはいるが、
取り外し自体は可能だ。

固着されていないスカートを取り除くと、
お尻の全容が明らかになる。

「攻めてるな～」と思わず唸る。
クールな顔立ちと扇情的な下半身の対比が半端ない。
いいのかこれ。

ミクというキャラクターでこういった表現をするのは色々と難しいものだと思っていたが、

いやはやずいぶんと大らかになったものだ。


ただ主観丸出しで言わせてもらうと、
やはりこのフィギュアはスカートを着けた状態の方が魅力的。

穿いてないように見えるのを楽しめるからいいのだ。

この情緒を味わえただけでも、
買ってよかったと思っている。


私はお尻についてしか書く気がないので、
レビューはこれで終わりにする。

最後に、
公開されている写真の内、
お尻に惹かれて興味を持った人へ。

こっち側はいいぞ。