一人暮らしにも、二人暮らしにも

ハンバーグ、
麻婆豆腐、
鶏のから揚げなど、
一度は食べたことがあるであろう料理の
レシピが段階ごとの写真とポイントの解説付きで示されています。
包丁、
ピーラー、
ボウル、

フライパンと寸胴鍋があればほとんどの料理が可能です。


本書の優れた点：
・レシピが2人分を標準としており、
少人数に対応できる
・写真が豊富であり、
食材の比率や調理中の状態が非常にわかりやすい
・調理におけるポイントとその根拠が明示されており、
似た食材を扱うときの参考になる
・煮る、
炒める、
揚げるなどの基本技術を一通り網羅している
・調味に化学調味料を使用しない

弱いところ：
・失敗からのリカバーについては書かれていません（ただし、

ほとんどのレシピがまず失敗しない手順となっています）
・余った際の保存や温めなおしについては触れられていない
（2人前が基本なので、
残らないとも言えますが）

家庭科で調理の基礎は習ったもののそのあとが続かない、

大切な人に料理を作ってみたがどうも反応が悪い、

そんな時に頼りたい内容です。


　なお、
本書の分量で味がもう少し…というときは、
比率を変えずに
調味料を増減するだけでなく、
自分や家族の口に合う調味料を探すのも
面白いかと思います。