ド・ゴールの意義と限界を複雑な背景から読み解く小著
 本書は近現代フランス史を専攻する1952年生まれの法学博士が2013年に刊行した本であり、
シャルル・ド・ゴール(1890〜1970)を通して彼が生きた激動の時代を描こうとする本である。
第一に、
彼は政教分離と共和制の時代のフランスで、
王党派でカトリックの小貴族の家庭に生まれ、
軍人となった。
第一次世界大戦で捕虜になると6度脱走を試み、
不屈の精神を示した。
第二に、
彼は戦車の集中使用と機甲部隊の編成を主張したが、
これはむしろ独軍に理解された。
第三に、
彼は公私にわたりペタンの庇護を受けたが、
第二次世界大戦直前に仲違いし、
大戦中にはペタン親独政権に対するレジスタンスを呼び掛けることになる。
第四に、
大戦中に彼が国外で形成した自由フランスには無名の右派を中心とする人々が集まったが、
それは英米両国には軽視され、
共産党主導の国内レジスタンスとも対立があった。
1943〜44年に彼は既成事実の積み重ねにより英米ソから国家承認を取り付け、
共産党から主導権を奪った。
第五に、
第四共和政の下ではド・ゴール派と共産党が野党となったが、
国有化・欧州統合・戦後復興が進んだ。
第六に、
アルジェリアで白人入植者が独立反対の内乱を起こすと、
ド・ゴールは政権に復帰し、
大統領権限を強化した上で同国の独立を認め、
反対派のテロを抑圧した。
これにより第五共和制が成立し、
以後はゴーリズムの最盛期となった。
ゴーリズム=ド・ゴール主義とはド・ゴール自身と同一視されたフランスの偉大さの回復を追求する姿勢であり、
権威主義、
国民主義と一体化していた。
具体的には、
彼は核武装、
NATO離脱、
第三世界や共産圏との接近による対英米自立、
欧州国家連合を目指した。
第七に、
権威主義への反発と成長のひずみの結果、
五月革命が起こると、
彼はその後の政策的な展望を示すことに失敗し、
退陣を余儀なくされ、
まもなく亡くなった。
ド・ゴール―偉大さへの意志 (世界史リブレット人)

その他の感想

ストラップを付けるホールが付いているのが良いが・・・
どちらかというと夏向きかも
メールのバイブルです。
怖い。
お顔を含め、非常に高いクオリティ。
ブラックライトと一緒に買いました。
普通にダメでした
はたらくクルマ好きのお子さまにおすすめ!
親指の腱鞘炎になってしまいました
うっかり初フロロ
美味しいです!!!
ハズレ・・・・かな?
USの評価と日本の評価の違い
iPhoneでSuicaを使用する為に購入しました。
背景美術を説明
派手さはないが堅実で網羅的な1冊
クソオブクソ
デグーたちに
難点はありますが・・・
「伝えたいこと」と「書くこと」は違うという発見
弓ギリ式より全然楽です。
UVライトの不具合
八朔はとってもいいオトコです。
しっかりとした梱包
薬の列挙だけで使えない
電車の中では、できないかな。
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