擦れキズ防止に最適な薄さと柔軟性

カーボンフレームのロードに使っています。


薄手で柔軟性があり貼り付け時に気泡を上手く追い出してやれば、
いい意味で存在感がないため
自転車の雰囲気を邪魔しません。

イメージとしては携帯ゲーム機やスマホの液晶に貼る保護フィルムをちょっと厚くして粘着力を
かなり強くしたような感じ。


カッティングは「楕円」と「小丸」と「チェーンステイ用」になっており、
特に「楕円」はワイ
ヤーの弧に沿ってくれるので「真円」よりも遙かに保護範囲が広く取れるため使いやすいです。

チェーンステイ用はフロントインナーから外れたチェーンがヒットした場合に塗装面の剥離を防い
でくれる「お守り」としては充分機能してくれるでしょう。


ただしクッション性はあまり期待できないので「ガツンッ!」と物が当たってフレームが凹むよう
な状況だと保護効果は薄いかと思います。

そういう方向で以前VEROなどから販売されていた厚手の透明ウレタンで出来たタイプをお求めの
方や、
同じくVERO製品に含まれている「大丸」のカッティングをお望みの方は別の製品をご検討
された方がいいかもしれません。


アウターワイヤーとフレームが接触する部分など、
日常的に擦れる部分をキズから守るという意味
では、
貼りやすく、
目立たず、
カッティングも小技が効いていて使い勝手は抜群です。


それと、
隠れた美点としてカットされた部分以外の「余白」がとにかく多いので、
自分で切り出せば
アウターワイヤーの保護だけなら軽く3台分ぐらいはまかなえてしまいます。

カッティングされた部分を使うのもいいですが、
アウターの当たり面に合わせて余白を部分を好み
の形に切り出してやればより美しく仕上がるでしょう。


蛇足ですが、
フィルム自体にある程度コシがあるためRがキツイ部分や複雑な曲面が混在している
部分場合は始めにしっかり圧着しないと後で剥がれる可能性があります。

思いつくのだとハイドロフォーミングされたアルミフレームとかラグ付きのクロモリとかブリヂ