実践的なブッダの教え

草薙さんは、
宗派に属さないフリーの出家僧。

仏教を、
宗教としてでなく
「人生に役立つ合理的な方法」「幸福になる考え方」として
世に広めたいという。


幸福への第一歩はまず、
人に対しても、
物事に対しても
「好き・嫌い」「いい・悪い」と判断(反応）するのをやめて、

ありのまま受けとる。

判断は妄想にすぎず、
心が縛られる。

判断を手放すことで、
自由になれる。


次に「勝ちたい」「成功したい」「認められたい」という
欲を捨てる。
あせって心が乱れるから。

いつも「お役にたちたい」と願うと、
心穏やかでいられる。


そして「喜ぶ」「楽しむ」などの「快」に心を添わせ
「不快」から遠ざかる。


これを素直に遂行すれば、
あらゆる悩みが消えていく、
と説く。


確かに、
いちいち「好き・嫌い」「いい・悪い」と反応するから
「やったー！」「ああ、
ついてない」「ワクワク」「どんより」
「よしいくぞ」「もうだめだ」と一喜一憂して常に心がざわつき
敵もできるし、
イライラやクヨクヨや許せないこともどんどん増える。


悩みのもとを断つ練習をはじめよう。