私のとってバイブルの改訂版

改訂版が出たのは非常に喜ばしいことだ。
ラリーの本は「相場で儲ける法」をはじめとして
ラリーの多くの本を熟読して多くを学んできた。
本書の第１版も当然買ったが、
何しろＡ４サイズで
でかかった。
これでは持ち運んで電車の中では読みにくい。
仕方がないので、
見開きでＡ４サイズに
縮小してコピーを取り、
それを半分（Ａ５）サイズに折って、
製本して持ち運んで読んだものだ。

今回、
何よりもサイズがＡ５になったのが嬉しかった。


本書は初版の内容をバージョンアップさせており、
初版からそのままの部分もあれば、
修正されてる
部分も多い。
さすがにウップス（ＯＯＰＳ！）については日経平均先物やS&P500先物などでは有効性は
低下してしまったようだが、
ラリーの本からは依然として学べることが非常に多い。


曜日性（ＴＤＷ）や営業日（ＴＤＭ）などは特に気に入っている。
市場により、
売りと買いを分けて
検証するだけで使える市場があぶりだされる（もちろん、
検証は読者本人が行う必要がある）。

日経平均が前日比でｎ％以上下落した場合、
大引け付近で買うと、
翌日の寄り付き、
あるいは
大引けで手仕舞うとかなりの確率で利益になる。
ただ、
これには曜日が限られるし、
単純な曜日性
だけでなく、
トレンドの判断も必要となってくる。


こうした検証に使えるアイデアが満載なのが本書である。
確かに本として出版されたことで、
一部の
アイデアは「本に書いてある通りそのまま」では有効性は低下しているかもしれない。
逆にそうした
アイデアに自分なりの工夫を加えることで、
自分なりのエッジ（優位性）を確立することが可能となる。


スマッシュデイや隠れたスマッシュデイに関しては、
本書で紹介されている事例は日足チャートが
いくつかだけである。
これを例えば15分足で通貨で検証したらどうなるのか。
ＴＤＭでのデイトレードに
トレンドフィルターを加えたらどうなるのか。
このようにアイデアを組み合わせて、
発展させることで
応用は無限にできるのである。
そこまで本書を活用できるようになれば、
かなりの優位性を確立する