とまどいながらも
在日韓朝鮮人の3世、
4世、
それも20代以下の人に「差別されたことある?」とたずねたら、
「いやー、
ほとんどないでしょ」という答えが返ってくることが多いと思う。
被差別部落問題にも、
同じ現象がおこっているようだ。
というより、
この現象は、
部落問題に関して、
より顕著だろう。

 わたしたち在日には、
本名を名乗ることによって自分の出自を明らかにする、
という手段もあるし、
外国人登録証という「徴(しるし)」も持っている。
本国の言語、
文化を学んで、
アイデンティティ確立の一助とする、
ということもできる。

 彼らには、
まったくそれがない。
被差別部落特有の生活習慣や、
「ムラ」の中での一体感も、
生活の向上に伴って、
徐々に消えつつある(このあたりの事情は、
在日にも共通する)。
まさに、
「差別されていること」自体が、
彼らの「徴」となっている。
このような構造を前に、
「寝た子を起こすな」論が幅を利かすのも、
無理からぬ部分があるかもしれない。

 目に見える差別の実態はどんどん薄くなっていっているし、
それ自体はよいことなのだが、
差別自体はなくなっていない。
差別と闘う人たちにとっては、
かえってやりにくいとも言える状況である。
実際、
「こんなに悲惨な生活をしているんですよ」というところから始まる同和教育は、
実態とは完全にずれている。

 著者にも、
そのあたりの事情に対するとまどいが見え隠れする。
だが、
それをそのまま出してしまったからこそ、
本書の存在意義があるのだと思う。

 インタビューとルポルタージュで構成されていて、
肩肘張らずに読める本です。
ますます見えない存在になりつつある彼ら。
そして、
見えないからこそ、
恋愛・結婚などを通じてだれもが「関係ない」とは言い切れない彼らの実態を知ることができる。
問題の重さを感じつつも、
読後感はさわやかである。
被差別部落の青春

その他の感想

どちらに転ぶにせよ
とても素晴らしい本です
ゆったりしてて、とっても柔らかいです!
美しい写真と端的なコメント
今後の世界を読み解く鍵ですね
よいものを安く!
事例別で分かりやすい
基本的なことがわかりやすい!
ダメ本の典型例の本です
持ってるだけ
お雑煮に最適
待ちわびたNewシングル
洗濯すると換えがないので購入
スペアに一つ
発音初心者向け
まず読むべき本
太宰らしさが充満
楽しいけど何か足りない。でも癒される(*’▽`*)
流し読みぐらいならいいかも・・・
軽いが頑丈
かわいい帽子だねと言われた
★5つ^^v
普通の使い心地
まだ降られていませんが
手軽に栄養
ふかわりょうって奴はほんとに。
ちょっとガッカリ……。
設置場所自由
出してくれた事が嬉しい
一冊でいろいろ読めて大満足★
戻る