コアなファンにしかわからないことを遠慮なく書きまくることがオタクの矜持。その集大成はしかし万人を惹き付けるオーラと普遍性に満ちている。
ダイレクトレスポンス広告(通販とかネット保険とかの広告)のメソッドの一つに
“コアなファンにしかわからないことを徹底して伝えてみる”というのがあり、

これが結構、
わからないなりに潜在的なファンをぐんぐん惹きつける効果があったりするわけです。


超高濃度SFファンの人生をまっとうした著者の集大成を読んでそのことを思い出しました。

私は世代も嗜好も近いため8割くらいは分かりますが2割は元ネタ不明。

それでも十二分に面白いし、
しばらく離れていたSFや見逃したアニメや漫画を追っかけてみたい気にもなります。

人生のすべてをSF(アニメ・フィギュア・マンガ・あと阪神タイガース)を楽しみぬくことにささげた人間の発言やイラストにはそれだけの迫力がある。

誤解を恐れずに言えば、
初心者にすり寄るような甘いサービス精神は全くない。

一方ですさまじいこだわりや深すぎるネタを惜しみなく繰り出すことでとことん楽しませてくれる。


「緑版」に比べるとブックレビューや対談、
雑誌イラストコラムなどバラエティにとんだ
「お蔵出し」のような1冊です(前半はとっ散らかっているとも言える)。

とても一気読みはできない大ボリューム。


晩年のコラムには「犬や猫が“何となく”家出”してしまうこと」とか
「努力とか気おいとかを感じさせないたたずまいの魅力」とか
ネタはオタクでもすごく普遍的な考察(誰もがうんうんとついていける考察)が増えていっているような気がします。

「亡くなった身内が夢に出てきて何もしゃべらない理由に対するシンプルな解釈」など
どきりとしました。
何かを極めた人が行きつく真理というか。


巻末の実兄・岡部いさく氏と大森望氏が著者を語る対談には泣かされます。

著者一家のオタク(マニア)としての誇り高さ、
一片の妥協もない生き方に。
SFまで10万光年以上

その他の感想

超 展 開
誰に向かって書いたのか?
あまり濃くは出ませんが、あっさりしていて飲みやすい
どうもありがとうございました
最悪です!
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