金の無駄。前時代的で偏っている。

極めて家父長的で前時代的なものの考え方から脱していない独善的で偏屈な筆者による書籍。
今や、
C.ヴィンセント教授（オックスフォード大学）、
E.ホルナゲル教授（南デンマーク大学）、
S.デッカー教授（スエーデン・ルンド大学）といった世界トップの患者安全学の主流から否定されている根本原因分析（RCA)に固執しているが、
21世紀に入っての安全学のパラダイムシフトから立ち遅れている証拠。
内容が古すぎで、
結局医療事故を個人の責任に向かわせる。
RCAは複雑系の医療において適応できる範囲はごくごく一部で、
実際は全く使えないといってよい。

全日本病院協会の名前で高額な参加費を集めて講習会を強要し、
さらにこの程度の書籍を高額で購入させる場末医療機関の院長の金儲けのためのレベルの低い本書籍など買わずに、
倍以上ですが6696円だして、
Charles Vincent（C.ヴィンセント）先生のの日本語訳新刊「患者安全」を読んで、
上質な患者安全学を学ぶできでしょう。

http://www.amazon.co.jp/%E6%82%A3%E8%80%85%E5%AE%89%E5%85%A8-Charles-Vincent/dp/4884123832/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1443485991&sr=1-1&keywords=%E3%83%93%E3%83%B3%E3%82%BB%E3%83%B3%E3%83%88