ソフトカバーの聖書です。

本品はハードカバーではなく、
ビニール製の柔らかい表紙になっています。
礼拝などの儀礼中に聖書を用いる場合は立ち上がって聖書を手で支えて開かなければならない場合も少なくありませんが、
そのような場合に本製品では全体がしなってしまってやや扱いにくいと思います。
机の上に広げて読む場合は全く問題ありません。
私は聖書はふつうハードカバーだと思い込んでいたので、
本製品が届いた時には少しびっくりしました。
書店で確認してから買うべきでした。

内容的には、
新共同訳は現代語としてこなれていてとても読みやすいと思います。
ただ、
翻訳の経緯や用語解説、
聖書地図などの資料のページがやたらと多く、
これらは本当に必要なのかどうか疑問を感じました。
本体は純粋に聖書本文だけにして、
資料や解説は別冊の付録とする方が良いように思います。
また、
よく知られているとおり、
口語訳などの古い日本語訳聖書と比べると、
章節の番号がずれているところがあります（特に旧約聖書）。

本製品のウリの一つである引照は、
２段組印刷されたページの各段の下にあります。
この形式は、
旧来の文語訳聖書にあるページの綴じ目付近に引照がある形式と比べると、
引照されている本文の箇所との対応がわかりやすくて良いと思います。