手軽に読める入門書だが、十分示唆に富む内容

ダン・ケネディの本はこれまで数冊読んだことがあるが、
それらに比べてページ数は少なく、
価格も安い、
いわゆる入門書である。
しかし、
入門書ではあっても、
その強いメッセージは十分示唆に富んでいるし、
読んで得るところは大きかった。
見開き完結で全6章、
合計87項目が掲載されている。


個人的に心に残った項目を各章ごとに一つずつ挙げると、
以下のようになった。


第１章 マーケティング：まずマーケティングの仕事をせよ。
残りの時間でそれ以外の仕事をせよ
第2章 成功する起業家の新しい経営学：マーケティングが主人。
他はすべて下僕
第3章 お金が集まる思考法：価格を上げよ、
価値を上げよ
第4章 セールス＆プロモーション：１日１人、
誰かを怒らせろ
第5章 成功者の時間の使い方：己の時給を知れ
第6章 起業家の厳しい現実と成功法則：自由がほしけりゃ責任を負え。
責任を負うほど自由が手に入る

ダン・ケネディの主張は明快で強いので、
人によって好みが分かれるようだ。


本書はどちらかというとダン・ケネディをこれまでちょっと敬遠してきた人にお勧めしたい。
高い本ではないので、
騙されたと思って試し読みしてみることをお勧めする。
どんな人にとっても、
87項目の中に思わず引き込まれるメッセージがいくつかあるだろう。