初めての中華鍋

急に中華料理を初めてみたいと思い、
鍋の端を布で掴んで料理をする方が格好が良いと思ったため、
両手鍋を探していた。

調べてみたところ山田工業所という会社の作る中華鍋がどうやら良いものであるという情報を得た。

30センチは一人、
友達が来て２〜４人の大学院生には大きすぎると思い、
27センチのこの両手鍋を選んだ。
キッチンにちょうどいい大きさだった。

発送も早く、
安心できた。


使い始めるには空焼きと油ならしなるものが必要だが、
とても雰囲気が出て楽しかった。

早速中華調味料を揃えて試しに麻婆豆腐を作ってみた。

何度か普通のテフロン加工のフライパンは使ったことはあったが、
ここで中華鍋、
特に山田工業所の1.2mmの真髄を知ることになる。

本当の意味の一瞬で熱が伝わり、
鍋を火にかけて油を引き、
豆板醤の蓋を開けて入れるまでの10秒ほどで水の沸点を超えていたのである。

ジャー！！っと威勢のいい音がし、
直ぐに豆板醤のいい香りが立ち、
感動した。


それから一ヶ月、
この自分で志を持って購入した両手中華鍋を使うのが楽しくて楽しくて、
今までまともに料理をしなかった自分は
麻婆豆腐、
青椒肉絲、
回鍋肉、
棒棒鶏、
数種のチャーハンを作り、
中華用のお玉、
中華包丁、
中華padを買ってしまった。
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