効果的な利他主義、寄付のすすめ

内容紹介にもありますが、
効果的な利他主義について書かれた本です。

効果的な利他主義というのは、
理性的に効果的に効率よく利他行為を行うことです。

同じ金額で一人救える活動Aと二人救える活動Bなら活動Bに寄付をする。

炊き出しに参加するよりも高収入の仕事について大金を寄付する。

腎臓を一つあげる（すごい）。

などです。

著者のピーター・シンガーは基本的には収入の一割を寄付しようと言っています。

単純に読み物としてもおもしろいと思いますし（私はとてもおもしろいと思いました）、

これを実践することもおそらくおもしろいのではないかと思います。

腎臓は売らなくていいと思います（著者も売っていませんし勧めてもいません）。

私はこれをしてみたいですが、
日本の貧困問題は私にとってダイレクトな問題であり、

寄付をするなら日本のそういった活動に寄付したくなってしまいます。