原文に忠実な翻訳ということで
他の評者の方たちも指摘しているように、
コラムや地図が充実していて、
作品鑑賞にとても役立ちます。

訳者があとがき(Q&Aというかたちです)で、
この翻訳では原文に忠実にすることを一番重視したと書いています。

そうした訳者の姿勢にかかわらず、
2,3の方たちのおっしゃるように、
原文を見なくても、
明らかな誤りと思われるところが何カ所かあります。
3千ページに近い作品ですから、
誤訳があるのは当然でしょうが、
こんな素人にも分かる誤訳があるのは、
全体として明確でリズムのある翻訳であるのに残念です(付録に力が入りすぎて、
本体が少しなおざりになっているような・・)。

他の翻訳をすべて点検していませんが、
おそらく別のものも、
同様な誤訳はあることでしょう。

私は、
原久一郎の翻訳と照らし合わせながら、
読みました。
英訳もよさそうですね。


それでも、
この作品を翻訳という眼鏡を通して読みながら、
アンドレイ、
ナターシャ、
ピエールが間近の人間として感じられ、
その生活の展開にはらはらする(結末は分かっていても)のは、
不思議です。
彼らの行動、
思想、
感情を通して、
トルストイの人生観が垣間見えます。
人生は矛盾に満ち、
不合理や不正があふれ、
何より、
自分という人間が弱く貧しくとも、
それでも生きるに値するものであることを、
トルストイは情熱をこめて、
訴えているようです。


この作品(私は叙事詩がふさわしい呼び名と思いますが)を読み、
あらためて、
自分、
周囲を見つめ直すと、
生活が変わってゆかざるを得ません。
「戦争と平和」を読む、
読まないは、
読者の自由ではなく、
必然性(エピローグで自由と必然性の関係が詳しく扱われています)の問題であり、
手元にこの作品がありながら、
読まずにいるひとは、
そういう必然性があり、
読む人は、
やむにやまれずに読む、
そうした文芸作品だと考えています。
戦争と平和〈1〉 (岩波文庫)

その他の感想

期待度MAX!!
市販では買えず
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割引365から購入
これもまたひとつの課金?
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ひどい品質の商品
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