ツタンカーメンについて簡潔にまとまっている

TuT’s Mummy とは、
Tutankhamen つまり「ツタンカーメン」のミイラのことです。

ツタンカーメンが亡くなり、
ミイラにされて埋葬されるところ、
そして、
その後、
発見されるまでの道のりが描かれています。


子供向けに簡単に書いてあるので、
概要を知るにはピッタリの本です。

この時代には、
死後の世界で暮らすためには、
さまざまな身装品や財宝や石彫りの家来などだけでなく、
体も必要だと考えられていたので、
ミイラに加工（？）されるツタンカーメン王。

ほとんどの墓が発見前に盗掘されて荒らされていたのに、
ツタンカーメン王の墓だけはあるべきと思われる場所から見つかりません。

ハワードの執念で発見され、
盗掘を免れていたため多くの素晴らしい埋葬品と共に世に出た、
ツタンカーメンのミイラ。
パトロンだったイギリス人がこの大発見の後すぐに亡くなったため、
ツタンカーメン王の呪いと言われているけれど、
この本では彼の死は、
毒虫による死だったとしています。

そして、
今もまだ見つかっていないのはツタンカーメン王の父王の墓所だそうです。

古代へのロマンを掻き立てられる１冊です。