オルテガの文明論を考える。
 オルテガの多面的な仕事のうち、
文明論を中心に据えて解説される入門書。
そのため、
その哲学については深い部分まで立ち入りません。
しかし、
その分だけ文明論には詳しく、
古代の危機・ルネッサンスの危機・現代の危機を各々解説しており、
ある種のストーリー性があり非常に理解しやすいと感じました。

 科学技術や文明、
さらには国家さえも、
ただ自然にそこにあるものではなく、
あくまで人工物であるという、
ある意味自明な事柄についても我々は当たり前すぎて忘れてしまいがちです。
それらは自然物ではないので、
放っておけば後退あるいは崩壊を免れないという事実にも目が覚まされた気分です。
しかし、
大衆人はそれらを自然物と見做し、
自明のものとして消費してしまうことの恐怖はあります。
ただいまある体制、
現状を維持するだけで、
どれだけの努力が永続的になされていることに気が付くべきであろうと思います。

 昨今の政治に対する無関心は、
現状の政治に対する諦念や絶望を言い分としていたりしますが、
その実それらは単に面倒くさいだけで考えることを放棄しているだけに思えます。
また、
政治には政策なりを知らせる努力、
伝える努力が必要であり、
それらが現状において足りていないとも言われます。
しかし、
本来的に政治とは参加するものであって、
自主的に積極的に関わるものです。
強制されたり、
言われたからやるものではありません。
つまり、
それらはただあるもので、
何もしなくても変わらずに享受できるものであるという勘違いがあるのではないでしょうか。
まさに、
オルテガの言うところの「大衆人」そのものです。
もし、
自身の行動により何も変わらないだろうと思う方もいるでしょう。
しかしそれは、
何が変わるかではなく、
私自身が何を考えたのか、
どう判断したのか、
どうしたいと思ったのかが重要なことではないのでしょうか。
それらを考えることは決して無駄ではないし、
それこそがオルテガの言う慣習=国家を変える唯一の契機となるはずです。
オルテガ―現代文明論の先駆者 (中公新書)

その他の感想

こっちの津留崎さんもいいね!
2台目に便利
ナオミの女優さんが私の好みではないが、よくできた作品。でも原作を読んだほうが面白いかも。
男ですが、チャレンジ
Bandとしてどこを目指すか、頑張ってほしいですね
ストーリーは面白いが、人物設定が安易。
テント新調に合わせて購入しました
黒子
マヌカ様
波っぽさは小豆には劣る
不遇の傑作シリーズ
衛生的でお勧めです
茶色と黒とセットです
2人目が生まれたので
登山用に欲しかった。
あくまでルートのひとつ
手洗いが楽しくなりました。
子どものために購入
楽チン!
雨天のときに助かっています。
スマホで見るのが面倒なら見るべし
用途を考えましょう
これまでに色々試しました
領収書をお願いいたします❗
今年読んだ健康本のベスト3に入れたい
良い本です
ザックに忍ばせておく
暖かい上に、ストレッチ素材なため着心地が良い
なかなかの優れモノです
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