広い周波数帯域が必要ならおすすめ、だが、、

　割と高感度です。
電子レンジで使われているマイクロ波2.45GHzでの表示値は、
校正された産業用測定器の1〜3倍を示しました。
高めに出ますが安価な測定器としては正確なほうだと思います。
この測定器の特徴は、
周波数範囲が広いこと。
交流電力の周波数50/60Hzからマイクロ波帯まで感度があります。
広いことは必ずしも良いとは限りません。
たとえば、
目的がマイクロ波漏えい場所の特定であった場合、
本器では、
あちこちで針が大きく振れて、
漏えい場所の特定が難しいです。

　このようなことを申し上げては何ですが、
電磁波に敏感な方が、
電磁波がどれぐらい出ているかを知るために本器あるいは類似製品を購入するとしたら、
感度が著しく低い電波の形態があることに注意してください。
携帯電話や無線LANで使われている電磁波は、
デジタル変調であるために平均的な電力は低いですが、
ピークの電力は非常に高いのです。
携帯電話のピーク電力は、
電子レンジから漏れているマイクロ波電力の数倍あります。
こうした間欠的に出る電磁波に対しては、
いずれの機種も感度が著しく低く、
そのピークの電力を正しく表示できません。
電磁波に敏感でしたら、
まず携帯電話を身に着けないこと、
耳に当てないこと、
これが一番だと思います。

　また、
電子レンジマイクロ波(2.45GHz)に特化して、
チェックしたいのであれば、
DT-2G、
MW245といった型番の測定器が、
それなりの精度が出ており、
お勧めできると思います。