現代日本の知性を代表する一人である佐藤優氏と、日蓮研究の第一人者である松岡幹夫教授が、「創価学会」について様々な角度から語りあう注目の書。
敬虔なプロテスタント信徒の佐藤氏と、
日蓮正宗僧侶の経歴をもつ松岡教授の語らいは、
「異教」と「異端」の違いについて、
「召命観」と「自他共の幸福」についてなど、
従来の創価本に見られない切り口で、
キリスト教神学と日蓮教学の「文明間の対話」の様相さえ感じさせてくれます。


特に、
最終章「創価学会の未来を展望する」で語られる内容には、
たいへん興奮を覚えました。

「宗教的真実と文献学的真実の差異」について語る場面などは、
現在の創価学会を取り巻く教学上の問題の多くを解決してしまう、
重要な考察です。

日蓮の真筆文書であることは重要だが(文献学的真実)、
後世の人が書いた日蓮真筆とはいえない文書も、
宗教教義的に間違いがなければ真筆に準じた扱いであってよい(宗教的真実)という考えは、
日蓮真筆文書をめぐる論争に、
一つの決着点を与える可能性があります。


佐藤氏は創価学会を、
プロテスタントの視点で捉えておられるようです。

バチカンを頂点としたカトリックと聖職者・聖地が存在しないプロテスタントという対比と同様に、
総本山大石寺を擁する日蓮正宗と創価学会との対比などを考察されていて、

後述する「教義条項改正」の場面などで、
佐藤氏のこの見方が特に顕著にあらわれているように感じました。


また、
「因果具時」の教理を「この世界を『時系列』に見るのではなく『構造』として見る。
『構造』なのだから土台(因)が変わればその上(果)も変わる」など、
随所に見られる佐藤氏のユニークな教学解釈は、
意外ではあるものの、
たいへん的を得た見方ではないか、
と同感することが多くありました。


「池田会長の哲学が『生命的存在論』であることが、
彼の哲学を外部者が理解するのが難しい理由の一つであり、
図式化・対象化・言語化しにくい」と佐藤氏の指摘には、
目から鱗が落ちました。

池田会長の哲学が、
「表層的にしかモノを見ることができない方たち」に理解されないのは、
構造的に仕方がないことなのだ、
ということが改めて納得できたように思います。


今まで当たり前だと気にもとめていなかったことを、
本書の佐藤氏の指摘で気づかされた点も多くありました。
創価学会を語る

その他の感想

フリル
「思考力・判断力・表現力」として意図されているものがわかります。
小倉智昭
【応用編】
短編もいい。
楽しいよ! Enjoy it!
丁度よい
良い買い物が出来ました★
粒子が細かい
品質の差について
薄いストーリーで感情移入できないかな。
初めての作曲には最適な選択
Nexus5で使えました!
お互いを思いやる感が・・・
簡単洗浄
楽しく読めて判りやすく、勉強になるお話がいっぱい
一筋縄で行かないところがソフトバレエらしい
この商品でこの値段だといいと思います。
大人も楽しい。
富岡製糸場がよくわかる一冊!
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確かにおいしい
DVDはあまり期待通りではありませんでした
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