私に衝撃を与えた一冊
アイヌ語地名研究のパイオニアであった、
故山田秀三氏の著作集。


第三巻は、
東北地方と、
道南、
胆振のアイヌ語地名を取り上げています。


”東北地方のアイヌ語”

というと、
一般の方には軽い違和感があるかと思います。


しかし内陸山間部の沢沿いや、
半島の突端に近い所など、
東北地方の僻地には、


今もアイヌ語の痕跡を色濃く残す地名が散在しているのです。


「単に音が似ているというだけで、
アイヌ語などと言うのは軽率だ」

そう言う方もいるでしょう。
そしてその指摘は的確です。


地名分布は民族の足跡を示す直接の資料となりますから、
それがアイヌ語なのか、


日本語なのかを判別することは、
極めて重要な事です。


山田氏はその点、
慎重すぎるほど慎重に傍証を固め、
地名の由来を検討していきます。


周辺のアイヌ語形を持つ地名分布を調べ、
古地図や古文献から地名の発生源や由来を検討し、


何より徹底的な現地調査を重んじ、
最終的にアイヌ語地名かどうかを判断されています。


実際に本書を読めば、
その地名解が単なる語呂合わとはハッキリ一線を画していることは、


誰にでも理解できるでしょう。


地図を見るのが何よりも好きと言う私は、
子供の頃から北海道と東北の地名類似に自然と気づくようになりました。


実はこの”発見”に一人得意になっていた時期もあり、


あまつさえ全国の地図を開き、
アイヌ語に当てつけられる地名を探し「こじつけ」の地名解を考えたりした程です。


山田氏の著作に出会った時の驚きときたら、
もうとても言葉では。


その真摯な研究姿勢に感動し、
それまでの自分の稚戯にも等しい「音遊び」に恥じ入る以外にありませんでした。


「尊敬する人物は?」と尋ねられれば、
私は今でも迷わず山田秀三という名を挙げます。


それまでの価値観すら変えてしまう衝撃の一冊、
そんな本に出合えた私は幸せです。
アイヌ語地名の研究〈3〉―山田秀三著作集

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