「国防」「安全保障」の実践的意義を説いたテキスト
現代日本人が得意としない分野、
「国防」「安全保障」の入門テキストである。
著者は日本経済新聞の編集委員。
軍事おたくでもなく、
外交評論家気取りでもなく、
むろん空想主義的理想主義の人でもない。
わたしは日経新聞で、
リアリズムに裏打ちされた持論が展開された、
著者のコラムを幾度か目にしたことがある。
またレーベルは、
「日経プレミア」シリーズ。
主としてビジネス・パーソンを想定読者とする新書レーベルで、
読み易さと、
専門的過ぎない取り組み易さに定評がある。
本の扉を開け、
最初に「第1章 近未来シナリオ」を読み始めると、
「実はトンデモ本ではないか?」と不安になるかもしれない。
しかし心配はいらない。
これは読者に「複合戦」という本書のキーワードの意味を理解してもらうための重要な導入部なのである。
。
第2章では、
日本を取り巻く現代の国際関係を俯瞰する。
現代世界は、
民主主義国家、
強権体制国家そして過激派組織という3つのアクターが三つ巴の様相をなしているのだという。
日本を含む民主主義国家群はかつて世界の主導権を握っていたのだが、
次第にその相対的地位が低下し、
守勢にまわっていると指摘する。
第3章は、
複合戦時代のゲーム・チェンジャーと題され、
上記の3アクターの巴戦の行方を左右する要素6項目(核兵器、
生物兵器、
宇宙兵器、
サイバー戦争、
気候変動、
無人兵器)が紹介される。
第4章は、
日本の安全保障の「死角」10ポイントを指摘する。
縦割り行政組織、
現場指揮リーダーの不足、
権力承継システムの未整備、
情報戦への未熟、
ガラパゴス化した安保論議、
といった切り口で日本の安全保障体制の不備と、
国民の意識が未だ成熟していないところを指摘する。
第5章は、
複合戦時代の日本の安全保障と題し、
著者から「10の改善策」が提示される。
その他の感想
キーボードと並べると結構横幅がある感じがする
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身体を取り戻すための一冊
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常備しておけば安心
コレは便利♪
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MASTER ARTIST 第三期始動、来年で10周年。
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Aceの誇りはそのままに、初心者でもやりやすく
ちょっと残念?
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