次世代の肛門領域の教科書はコレで間違いなし

これまでに肛門科の教科書は幾つか
購入したが、
どれもイラスト中心で
実際の手術の際には、
試行錯誤を
余儀無くされることが多い…。


そのため、
自分なりにノートを作成し、
フィードバックしながら、
腕を磨いている肛門科医は、
きっと私だけではないはずである…

だが、
しかし今回発売されたこの肛門疾患-解剖から手術までーは、
肛門分野の基礎理論と手術手技について、
数多くの写真を用いて詳細に解説してある。


これまでの類書を圧倒的に凌駕する内容は、
27000円の価格でも惜しくない位と言っても過言ではない…。


3大疾患(痔核、
裂肛、
痔瘻)に加え、
肛門周囲の皮膚疾患、
肛門掻痒症、
肛門科で
よく診る大腸疾患は、
肛門科医が普段使用する指と肛門鏡でここまで、
診断がつくのかと驚愕せざるを得ない…。


肛門科医は、
失礼ながらスタンダードな手技を全員が身につけているとは思えないことが多々あるが、
この本に真摯に取り組めば、
きっと肛門科医が身につけるべき知識と手技が身につくであろう…

まさに次世代のバイブルと言える本である…