自発的隷従状態からの脱却
 本書の中でも特に印象的だった部分は次のくだりだ。

 クリミヤ半島併合の際に核兵器の使用準備を検討したというロシア・プーチン大統領の発言に対し、
広島・長崎の両市長が抗議を申し入れた。
それに対するプーチン大統領の返答は、
本書著者の体裁をとりはらった要約によれば、
「あなた方は歴史的経験に基づき核兵器を嫌悪すると言いながら、
破壊的軍事戦略を実行する国家に100%付き従う政府をずっと支持してきたではないか。
いったいあなた方のどの口が核兵器を批判できるというのか。
あなた方は平和主義者を装っているが、
真実は恨むことさえできない臆病者であり、
その臆病さを正義漢面にすり替える度し難い卑怯者だ。
」というものだった。
以下評者の感想

 プーチン大統領の発言は日本に原爆を投下した米国の核の傘の下で平和を享受しながら核兵器の反人道性を訴えることの欺瞞をついている。
外国からははっきり見えているのだと感じた。
米国の核の傘の下での平和はまた、
米軍基地が集中する沖縄の犠牲の下での平和でもある。
誰かの犠牲の下での平和主義というのも欺瞞でしかないが、
これも触れることがタブー視されてきたものだろう。
 そして米国の核の傘の下で平和と繁栄を享受してきた代償として自決権ある独立国という地位を失ってしまっているようにも見える。


このような現実に触れないようにしてきた結果、
臭いものにふたをしてきた結果、
戦後70年経って日本という国は土台から腐ってきているのではないか?腐った基礎を放っておいたらつぶれて当然なのではないか?事実、
TPP、
原発再稼動、
非正規雇用を増大させる政策等、
日本が100年後も国家として存在しているのか疑問になる政策が進行中だ。


 本書は日本人の闇の奥に潜むタブーを見据えつつ敗戦後から続く現在を検証しているからこそ、
自分は良識があり、
人道に反することはしないし言わないと考える人たちのほとんどがこの著作に対する態度は無視となる、
かもしれない。


しかし、
欺瞞を内包したまま自発的隷従状態から脱することは無理筋だろう。
そこに手をつけず希望の目的地(自決権のある独立国)にはたどり着けないと思う。


 本書は、
転換期の今読むべき本です。
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