生活の中にこそ実践がある

イスラムにはさまざま決まりがあります。
しかし実際どうやってそれを実践しているのか、
ほとんど知られていません。
この本は、
日本で暮らすムスリムがどのようにイスラムを実践しているのか、
日常を追っています。


学校では毎日の礼拝はどうしているの？
何歳からヒジャブをつけるの？
会社でもヒジャブをつけるの？
ハラル食は厳格に守られているの？

日本の慣習のなかでイスラムを実践することは簡単でありません。
ですが、
彼ら彼女らは自分たちの主張を単に押し通すのではなく、
粘り強く柔軟に自分たちにできることをし、
実践に繋げています。

近年、
外国人や異文化に対するトラブルを耳にしますが、
寛容の精神こそが求められているのだと感じます。

また、
これらの事例は、
異文化の受け入れだけでなく、
日本人同士のコミュニケーションにおいても多いに参考になるでしょう。