完全にスタンスが変わってしまった

神崎さんの本は写真も綺麗だし、
どこか等身大の部分があって「私もがんばろう」という気持ちにさせてくれました。

落ち込んでやる気が出ないときお風呂で見るとモチベーションが上がる、
お守りみたいな感じでした。


しかし、
今回の本は見ていてどんどん上滑りしていきます。
生身の感じがどこにも見つからず、
カタログみたいです。

以前の本だと、
長年愛用しているであろう上質なアイテムに加えて、
チャーミングなプチプラアイテムが投入されてて、

それが神崎さんの個性であり、
リアリティを感じさせてくれて、
普通の人にも参考にしやすい部分だったと思います。

「上質を知ってる人があえて選ぶ日常アイテム」って実際本当にいいものが多いですし。

それなのに、
この本では、
お洋服はクロエ、
靴はルブタン、
バッグはケリー、
お休みの日のカジュアルニットすらアクネ、

コスメも高級品をふんだんに…お車はメルセデスの四駆ですか。

こうなってしまうと、
もう何も情報量がないに等しいです。
参考にしようがありません。


ゴシップ感覚で、
セレブのラグジュアリー生活を覗き見たいというニーズにはこたえられるかも知れません。
（紗栄子さんの本も売れてますし）
ただ、
これまでの本とは完全にスタンスが違うので、
私はがっかりしました。