「逆説」らしさがあまり感じられない
 「逆説の日本史」シリーズの文庫版も本巻からいよいよ幕末編に入った。
一般的にも日本歴史の中で一番興味を持たれている時代であるし、
著者自身もこれまでの巻で先行して幕末のことを色々と取り上げているので、
執筆に力が入っているだろうと思って手に取ったが少し期待外れだった。


 理由としては、
構成の問題と「逆説」らしさが余りないことが挙げられるかもしれない。
始めの二章こそ、
「『前史』としての日米交渉史」としてテーマを設定した記述になっていて面白く読めたが、
以降は1年(ないし2年)を一章として年代編の形で記載されている。
そして著者が選んだ「幕末七人のキーマン」の動向を中心に話を進めていくとなっているが、
本書の範囲である1857年までは外交面以外はそれほど国内で際立った動きは少なく、
「七人のキーマン」も歴史の表舞台には登場していないので、
全体としては平板な印象で話が進んでいく。


 また、
幕府の中枢がペリー来航の情報を事前に知っており、
また知りながらも何も手を打たなかったということは、
一般的に広く知られているとは言えないまでも、
歴史ファンには良く知られた事実となっているし、
それをもって何度も「頑固で愚劣な幕府」だと罵倒しても、
あまり心に響かない。
この時期のキーマンの一人で人物評が固まっていないとされる老中筆頭の阿部正弘について、
明確な評価を下すとかがあれば印象も違っていたかもしれないが、
全体的にこれまでの「逆説」シリーズで見られたような「冴え」が感じられなかった。


 次の巻からは、
安政の大獄を経て、
正に激動の幕末に突入する。
キーマンに挙げられた七名の活躍も始まるし、
著者が採用した記述法が正解であったことが確信できるような、
逆説シリーズらしい幕末史が展開することを期待したい。
逆説の日本史 18 幕末年代史編 1 (小学館文庫)

その他の感想

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