自己実現のリタイア人生

本書は、
リタイアを人生の終末としてではなく、

本来の人生を生きられるチャンスととらえて
仕事に打ち込むのと同じ程度にリタイア後の生活設計に
打ち込むように勧めます。


リタイア後の生活を、
人生で最も充実した時期とするために、

数年目から準備すること、
仕事以外に興味を向けること、

配偶者や他人の誘導によるのではなく、

自分独自の目的と達成感を感じられることが必要だといいます。

　　これは、
前著　"The Joy of Not Working"　でも述べていることですが・・・
　　（この２冊はかなり内容が重複していますので、
両方読む必要はありません）

前著では、
仕事・退職・自由時間を人生の一部としてとらえ、

　　如何にして満足できる人生を送るべきか、
を包括的に述べているのに対して、

本書では、
そのうちのリタイア後の生活に限って、

　　資金面、
健康、
生涯にわたる勉強、
旅行、
居住地など多面的に
　　具体的例をあげて、
さらに詳しく述べています。


リタイア後の自己実現をこれほど明確に、
多くの実例を挙げて
正面切って語った本は、
和洋書を問わず少数です。


現役世代にも役立つと思いますし、
リタイア世代には本書のように、

人生の二山目を、
ワイルドに力強く登っていただきたいと思います。

リタイア後の生活設計に関心のある人すべてにお勧めします。