凄い本である。

冒頭、
エイズが含まれている液をまちがえて自身に注射してしまった著者の体験が書いてある。
それを読んで一気に引き込まれた。
エイズに対する医学的知識、
社会的背景がよく解る。
エイズ治療の変遷、
歴史もよく解る。
医学に対する考え方が、
本書を読む事で、
変わるかもしれない。
それくらい素晴らしい本である。
医学に興味がある方は是非一読を！。
素晴らしい本でした。
翻訳も素晴らしい。
読みやすかったです。

欧米系の著者が書く「医学に関する本」は分量も多く、
内容も濃いモノが多い。
体力、
知力の差を感じる。
巻末に記されている文献一覧を見るとため息がでてくる。
「種痘伝来」やイザベルプレセットによる「野口英世」を読んだ時もそう思った。
根性が違う。
読む方にも根性がいる。
しかし根性を出して読んだだけのモノが得られる。
そう思う。